古きものを慈しみ、学びを深めることが開運アクションに。
2024年の運勢(年運) : 灯 - 中森じゅあんの算命学占い
『フィガロジャポン』本誌で大人気だった、中森じゅあん先生の算命学を毎月更新。
中国最古の占星学から読み解いた、主精別の「今月のキーワード」と、全体運、仕事運、恋愛運をさらに良い方向へ導くためのアドバイスをお届けします。
www.juan.jp
2024年の運勢
「玉堂星」という、知的で母性のようなエネルギーを持つ星が巡る年です。人間関係で言うと、母親とか姉、年上の女性や友人、師、年下の男性との縁が深まりやすいと言えそうです。この星には、古典とか歴史、伝統といった意味があるため、祖母や母親、叔母、姉妹との絆を強めたり、コミュニケーションをまめにとることも開運アクションといえます。内面的には、探求心や向学心が強くなるため、何かを本格的に学びたくなったり、古から存在することに興味を持って極めたくなる人もいることでしょう。取り掛かるなら独学でもいいですが、師となる人ともよいめぐり合わせが期待できそうです。趣味や遊びでも、新しいものより古くからあるものに目を向けてみて下さい。古典的な世界に足を踏み入れると、よい経験を得られることでしょう。教育に縁深い星の特性を生かして、人に何かを教えるのもおすすめです。
出会いを求めるなら、親しい人や身近な人に応援を頼むことです。さらにお相手ですが、年下が吉。たった1日でも年下と言えるなら、前向きに受け入れましょう。あなたとフィーリングや趣味が合うのなら、どれほど年齢が下でも気にする必要はありません。年上の女性が向いている男性も、世の中にはけっこういるのですから。ラブチャンスの星が巡るのは、6月~9月。
灯のあなたはこんな人
ロウソクの炎、焚き火やガスの火、照明などを含む灯火の精の人は、ホットで情熱的、感情の起伏が強く、ネアカ。どんな暗闇もパッと明るくする灯の光は、周囲の人々に明るさやあたたかさ、やさしさをもたらす存在です。喜怒哀楽が激しく、情にもろく、繊細な芸術家タイプですが、熱しやすく冷めやすい、気分屋さんでしょう。直感が鋭く、思ったことはすぐ行動に移すスピードは抜群ですが、やや短気。好き嫌いがハッキリしていて、個性的な創造力をもつ人です。飽きずに自分の好きなことをひとつでもよく続ける忍耐力が加わると、鬼に金棒といえます。
灯の有名人
アナ・ウィンター(編集者)1949/11/03
川久保玲(デザイナー)1942/10/11
ケイト・モス(モデル)1974/01/16
シャルロット・ゲンズブール(女優)1971/07/21
ヴァネッサ・パラディ(ミュージシャン)1972/12/22
ジャン=リュック・ゴダール(映画監督)1930/12/03
北野武(俳優、作家、映画監督)1947/01/18
Horoscope : Juan Nakamori / Illustlation :Maggie Prendergast
中森じゅあんプロフィール
鬼谷算命学が専門の占い師。バイオシンセンス・ボディサイコセラピスト。占い師としてのキャリアは20年。また、フリーランスのコピーライターとしても27年の経験をもつ。算命学のほか、ワークショップ講演、エッセイや詩の執筆など幅広い分野で活躍中。著書は『鬼谷算命学』(三笠書房)、エッセイ集『幸福の扉を開きなさい』(PHP文庫)、詩画集『天使の愛』(講談社)ほか多数。