人間関係に素晴らしい深みがある時です。
同じ名称の関係性でも、そこで起こることは相手によって、あるいは組み合わせによって、千差万別です。同じ「友だち付き合い」でも、そこで起こることは相手によって違います。また、誰かの交友関係についての話を聞いて、「友だちなのに、そこまでするの？」「友だちなのに、そんなに冷たいの？」などと驚かされることもあります。この「友だちなのに」の部分は、「親子なのに」「夫婦なのに」「兄弟なのに」等々、なんでも当てはまります。

この時期、「この関係性ならば、こういうことをするはず」「こういう関係なら、これはしないはず」といった漠たる枠組みが、かなり崩れます。「普通、先輩だからってそこまでしないよね」とか「出会ったばかりで、そんな話をするかな？」とか、そんなイレギュラーが起こりやすいのです。特に、いつもより深い踏み込みが起こる気配があります。